この本は読み易いよブログ。

本の感想です。読解力が人並みなので、読み易いものが好きです。忘れないようにするためのメモなのですが、興味がある本は参考にして下さい。たまに映画の感想も。カレーがあれは幸せです。

代償

伊岡瞬(いおかしゅん)さんの代償の感想です。簡単な感想にしますが、ネタバレなど多少はあると思いますので、フラットに読みたい方はここで止めてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公の圭輔と遠縁で同級生の達也の話です。前半が小学生の頃の話で、中盤から2人が大人になってからの話になります。

 

 

 

 

小学生の頃からこの達也が人の心を持たない最低な人格で、犯罪であるような事もなんの躊躇もなくできる。しかし達也は絶対にしっぽを掴ませない完全主義者でもある。

 

 

 

 

そんな達也と出会い、どんどんどん底に落ちる圭輔。前半の子供の頃の話で、かなり一気読みできる展開なので、全然飽きないと思います。ちゃんと読みやすいです。

 

 

 

 

ただ表現が少しキツイ部分もあるので、そういうのが苦手な人は読みにくいかも。

 

 

 

 

大人になると、圭輔は弁護士になり、達也は裁判に掛けられていて、弁護人を達也に頼む。

 

 

 

 

大人になっても劣悪非道な達也に圭輔が立ち向かう。前半の期待値を超えているかは読んでみてから判断してみて下さい。

 

 

 

 

以上「代償」のまとめでした。

 

 

 

 

異類婚姻譚(いるいこんいんたん)

本谷有希子さんや「異類婚姻譚」の感想です。さほどのネタバレは無いと思いますが、感想を聞く前に読みたい方はここで止めて下さい。

 

 

 

夫婦はだんだん顔が似てくると言いますが、それを題材にしてます。

 

 

 

でもって表紙を見ても良い感じで

 

 

 

でもって芥川賞なので

 

 

 

なんとなく期待を想像して買うと

 

 

 

 

 

 

 

痛い目に見ます。笑

 

 

 

 

 

 

 

異類婚姻譚

異類婚姻譚

 

 

 

 

 

 

 

読みにくい訳ではないんですが、最終的に思ってた作品と違うってなると思います。

 

 

 

 

文章の比喩や物語の意外性などに味があるのかもしれませんが、ほっこりした作品、夫婦の在り方的な事を求めてなんだ場合、最後のほうがちょっとよくわかんないまま終わってしまいます。

 

 

 

 

僕もわかんなくなりました。

 

 

 

 

ここを読んでいる方々は、もうすでにレビューなども読んでると思いますが、賛否両論ありましたが、やや否のほうが多かったですよね?

 

 

 

 

やはり皆さん、イメージと違ったんじゃないかと思います。そして芥川賞なだけあって、作品の味の部分のレベルが高い、、、

 

 

 

 

読みやすいか、読んでスッキリするかという観点からだとオススメしないです。

 

 

 

 

こういう作品が1回読んだだけでちゃんと作者の意図が読み落とせるような読解力が自分に欲しいです。

 

 

 

 

以上「異類婚姻譚」のまとめでした。

ルビンの壺が割れた

宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」の感想です。

 

 

 

感想なのでネタバレも多少はあると思います。この本は特にそのまま読んだ方がいいと思う内容なので、僕も触りの事しか書きません。フラットに読みたい人はここで止めて下さい。

 

 

 

 

 

ルビンの壺が割れた

ルビンの壺が割れた

 

 

 

 

 

Facebookのメッセージでのやり取りのみで物語は進んでいきます。しかもずっと2人でのやり取りです。なので読みやすいし、尚且つページ数も200ページもいかないので、一気読みでもいけると思います。

 

 

 

 

主人公の男性が何十年も前の大学生の頃の元カノにメッセージを送るところから始まります。

 

 

 

 

その女性とは結婚までいくのですが、結婚式当日に急に女性は行方不明になります。その様なお互いの昔話をメッセージのやり取りでやり取りしていきます。

 

 

 

 

短い物語の中に裏切りもありますし、読んだ後に再度読み直しても楽しめるようになってます。

 

 

 

 

ただ一つ注意なのが、本の帯に「この本の感想は書けない」「とにかく読んでみて」みたいな煽り方をしてたんですが、めちゃくちゃハードルあげると物足りなかったりするかもです。ネットでも最後の方が雑に感じた人もいたみたいです。

 

 

 

 

でもそれはあくまでもハードルを上げすぎないようにって事なので、普通に読んだらとても面白いです。

 

 

 

 

感覚でいうと乾くるみさんの「イニシエーションラブ」みたいな感覚に似てた気がします。

 

 

 

 

 

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 

 

 

 

映画にもなってはやりましたよね。

 

 

 

 

以上「ルビンの壺が割れた」のまとめでした。

 

プリズム

百田尚樹さんの「プリズム」の感想です。多少のネタバレになるかもしれないので、フラットな気持ちで読みたい人はここで止めて下さい。

 

 

 

ネットで検索しても百田尚樹さんのオススメの中に入ってくる作品です。

 

 

 

 

 

プリズム (幻冬舎文庫)

プリズム (幻冬舎文庫)

 

 

 

 

 

このブログでも紹介したモンスター並みに面白いし読みやすいです。百田尚樹さんの文章は元々読みやすいんですが、初期の頃の作品の方がより読みやすいです。

 

 

 

解離性性同一性障害という多重人格を題材にした物語で、主人公の聡子が出会う男はいくつもの人格のあり、徐々にそのうちの一つの人格に惹かれていく事になります。

 

 

 

 

主人格の広志の中に、他の人格の卓也、純也、タケシ、セイイチなどがいて、代わる代わる現れます。読んでいて「今がどの人格?」や「この人格はどんなキャラだっけ?」とかそこまで困惑せずに読めるのが有り難いです。

 

 

 

 

作品の中で登場人物にテーマにしてる内容の知識を話させて、そのテーマの情報を読み手にわかりやすく届けてくれますので、解離性性同一障害の事もちゃんと理解できます。

 

 

 

 

肝心の物語もちょっと歪んでるけども感動もできる話なので、読んで損はないです。

 

 

 

 

以上「プリズム」のまとめでした。

 

君の膵臓をたべたい

住野よるの「君の膵臓をたべたい」の感想です。ネタバレとあるかもなので、フラットに読みたい人は読まないで下さい。

 

 

 

 

ある日主人公が病院で拾った「共病文庫」と書いてる本は、クラスメイトの女の子が書いている本で、その子は余命が一年の膵臓の病気を患っている。

 

 

 

 

主人公はクラスでも目立たないし、人との接触を好まない人間味の極端に少ない男の子。

 

 

 

 

 

文庫を拾ったことにより、同じクラスである2人は会話をするようになる。そうして物語は進んでいく。

 

 

 

 

 

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 

 

 

 

 

 

 

読みやすいし面白い。もっと厨二病とかライトノベル感が強いのかと思ったら、ちゃんとお話として面白いです。

 

 

 

 

主人公の男の子の名前をその時々の感情などで表現したり、人に関心が無いことからだんだんと膵臓が病気の女の子に感化される流れ、人の描き方も上手いので、とにかく読みやすいです。

 

 

 

 

2016年の本屋大賞で2位とのことですが、本屋大賞はこういう作品こそ1位にしたらいいのになって思います。「告白」とか「謎解きはディナーの後で」などのような、小説を読んでない人達がとっつきやすい作品を1位にすればいいのに。あとの文学賞は難しい小説でも構いませんから。

 

 

 

 

とにかく無駄が少なく良質な作品ですので、文庫化もしたからよかったらお試し下さい。

 

 

 

 

以上「君の膵臓をたべたい」のまとめでした。

虚ろな十字架

東野圭吾の「虚ろな十字架」の感想。内容を忘れないためのメモでもあるので、多少のネタバレはご了承ください。

 

 

 

今回のテーマは裁判の死刑判決。東野圭吾さんは自分の考えや主張を作品に落とし込むことがよくありますのね。「さまよう刃」のような作品にそれを感じます。今回も死刑判決の存在意義を問うような内容になっています。死刑制度有無は常々問題になっているし、正解の対応が未だに見つかってはないと思います。

 

 

 

最近の東野圭吾作品の中では良質な方だと思いました。死刑制度が僕の好みのテーマであるのも加味してますが、一気読みに近いペースで読めました。

 

 

 

 

僕がちょっと期待外れだったのが、死刑判決的なテーマで前半から話は進んでいくのですが、後半の事件から解決までの過程ではそれほど裁判や死刑が色濃く関係してるわけではないので、ちょっとがっかりしました。

 

 

 

 

 

虚ろな十字架 (光文社文庫)

虚ろな十字架 (光文社文庫)

 

 

 

 

 

 

でも話としては面白いです。別々の話が後半に繋がっていく感じはさすがだと思います。欲をいうと、最近の東野圭吾作品に思うのが繋がった後の話のインパクトはそこまでないんですよね。技術で書いている感が否めない。そこが中期の東野圭吾作品の様なインパクトもあれば更に楽しみになるのに。

 

 

 

これだけ大量の作品を同じアベレージで書いていくのは大変なことだと思います。「虚ろな十字架」くらいのレベルの作品をポンポン書くだけでも東野圭吾というと作家は才能の塊だと思います。

 

 

 

「虚ろな十字架」はテンポよく読めて、続きが気になり、一気に読みやすいと思いますので、とりあえずサクッと楽しめる本が読みたいなくらいの欲求は満たしてくれます。

 

 

 

次になにを読もうかなーって考えてるときに一度読んでみてもいいのでは。

 

 

 

 

 

死刑 (角川文庫)

死刑 (角川文庫)

 

 



 

森達也さんの「死刑」もオススメです。死刑制度のドキュメントです。死刑制度の有無はみんなが納得する解決はあるのですかね。

 

 

 

以上「虚ろな十字架」のまとめでした。

モンスター

百田尚樹の「モンスター」の感想です。自分の思い出すためのメモでもあるので、ネタバレも多少ありますのであしからず。読むかどうか迷ってる人は参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

 

モンスター (幻冬舎文庫)

モンスター (幻冬舎文庫)

 

 

 

 

 

 

戦争や商売のことを書いた小説が多い百田尚樹さんの中で、ちゃんとしたオリジナルの小説として面白い作品なのではないでしょうか。本を読む知り合いの中では百田尚樹と云えばって作品になってます。

 

 

 

 

 

つまりオススメです!!!

 

 

 

 

 

簡単にあらすじを説明すると、、、とある街に突然とても美人な女性がレストランを経営し始める。その女性は実は整形でここまで美人になっていて、その昔はバケモノ扱いされるほどのブサイクでした。その昔の話と今の話を同時に少しずつ書き進んで行き、その女性がこの街に来た理由やここまで美人になるまでの壮絶な苦労が明らかになる。

 

 

 

 

もう読み易いし、飽きる箇所があまりないので、500ページ弱ありますが、とても軽快に読めます。ちゃんと最後まで気になりますし、読み終わった気持ち良さもあるので、迷っていたら読んでみて下さい。

 

 

 

 

とにかく男性が女性に対していかに酷い生き物かがよくわかる本ですね。男性が書いてるからよりリアルな酷さが際立ってます。もちろん世の男性全てがこんな風ではないのですが、必ずこういう男たちはいるんです。そういう意味では女性が読んでも楽しいのですかね。男性のほうが楽しめる本ではあると思います。

 

 

 

 

個人的に最後の一ページの終わりの分からせ方が好きです。百田尚樹さんは最後を少し読者に想像さす終わり方をすることがありますが、今回もその感じです。

 

 

 

 

こんなに面白いのにブックオフで100円でたくさん売っています。趣味が飽和してますね。

 

 

 

 

以上「モンスター」のまとめでした。