人魚の眠る家
東野圭吾さんの「人魚の眠る家」の感想です。深くは書かないのですが、多少のネタバレはご了承下さい。
最近の東野圭吾さんの作品は具体的なテーマを元に話を構築してると思います。
今回のテーマは脳死。
話のメインである播磨薫子と播磨和昌の間の娘である瑞穂がプールで溺れて植物人間になってしまう。
脳死状態であるが、薫子は瑞穂がいつか目覚めると信じ延命する道を選ぶ。薫子は娘を生かすために狂っていく様を描いてます。
今回の東野圭吾さんが伝えたいことが、日本の脳死に対しての思い、そして日本の臓器提供への考え方。
ちゃんとメッセージ性がある上で、とても読み易い話を考えれるのが素晴らしいですね。
今回は
読み易さ ★★★★★
面白さ ★★★★★
読み易さは間違いないですが、本の内容に突飛な展開などはないので、面白さは★3つですね。
皆さんも良かったらぜひ。