ルビンの壺が割れた
宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」の感想です。
感想なのでネタバレも多少はあると思います。この本は特にそのまま読んだ方がいいと思う内容なので、僕も触りの事しか書きません。フラットに読みたい人はここで止めて下さい。
Facebookのメッセージでのやり取りのみで物語は進んでいきます。しかもずっと2人でのやり取りです。なので読みやすいし、尚且つページ数も200ページもいかないので、一気読みでもいけると思います。
主人公の男性が何十年も前の大学生の頃の元カノにメッセージを送るところから始まります。
その女性とは結婚までいくのですが、結婚式当日に急に女性は行方不明になります。その様なお互いの昔話をメッセージのやり取りでやり取りしていきます。
短い物語の中に裏切りもありますし、読んだ後に再度読み直しても楽しめるようになってます。
ただ一つ注意なのが、本の帯に「この本の感想は書けない」「とにかく読んでみて」みたいな煽り方をしてたんですが、めちゃくちゃハードルあげると物足りなかったりするかもです。ネットでも最後の方が雑に感じた人もいたみたいです。
でもそれはあくまでもハードルを上げすぎないようにって事なので、普通に読んだらとても面白いです。
読み易さ★★★★★
面白さ★★★★★
感覚でいうと乾くるみさんの「イニシエーションラブ」みたいな感覚に似てた気がします。
映画にもなってはやりましたよね。
以上「ルビンの壺が割れた」のまとめでした。