代償
伊岡瞬(いおかしゅん)さんの「代償」の感想です。簡単な感想にしますが、あらすじくらいにしてますが、それをネタバレと感じる方はここで止めてください。
主人公の圭輔と遠縁で同級生の達也の話です。前半が小学生の頃の話で、中盤から2人が大人になってからの話になります。
小学生の頃からこの達也が人の心を持たない最低な人格で、犯罪であるような事もなんの躊躇もなくできる。しかし達也は絶対にしっぽを掴ませない完全主義者でもある。
そんな達也と出会い、どんどんどん底に落ちる圭輔。前半の子供の頃の話で、かなり一気読みできる展開なので、全然飽きないと思います。ちゃんと読みやすいです。
ただ表現が少しキツイ部分もあるので、そういうのが苦手な人は読みにくいかも。
大人になると、圭輔は弁護士になり、達也は裁判に掛けられていて、弁護人を達也に頼む。
大人になっても劣悪非道な達也に圭輔が立ち向かう。前半の期待値を超えているかは読んでみてから判断してみて下さい。
これは一気読みに特化した本ですね。
読み易さ ★★★★★
面白さ★★★★★
*表現がキツイ描写も多いので、苦手な方にしてみたら、読み易さ★★★★★ くらいになりそうです。
他の作品を読んでみたいです。